2026.09.03

中禅寺湖・ベルギー大使館別荘から考える『自然の中で人が過ごすこと』


第1回では、駐日ベルギー王国大使 アントワン・エヴラー大使をお迎えし、
中禅寺湖のほとりに建つベルギー大使館別荘についてお話を伺います。

2026年、日本とベルギーは国交樹立160周年を記念し、
7月に特別公開された奥日光・中禅寺湖畔にあるベルギー王国大使館別荘。

この別荘が重ねてきた時間、ベルギーの人々にとっての住まい、そして庭やテラスを通して自然を暮らしに取り入れる感覚。

日常の中で自然を「眺める」だけでなく、
家族や友人とともに「過ごす」場所として捉えるベルギーの暮らしの文化から、
住まいと自然の関係をあらためて見つめます。


第2回では、M’s Architectsの建築家・高橋昌宏さんをお迎えします。

高橋さんは、軽井沢や石垣島など、自然環境の豊かな場所で、数多くの別荘を手がけてこられました。

敷地の光、風、眺望、地形を読み取りながら、
自然の中で人がどう過ごすのかを建築として考えていらっしゃいます。

室内からテラスへ、そして湖畔へ。内と外がゆるやかにつながるベルギー大使館別荘を起点に、
自然の中にある建築が、人の過ごし方や滞在の質をどのように変えていくのかを伺います。

自然を「眺める」だけでなく、「過ごす」場所として捉えること。

建築と家具がつくる、心地よい居場所について考える内容です。


第3回では、the design laboの建築家の板坂諭さんをお迎えします。

住宅や店舗のリノベーション、空間デザインに加え、
大阪・関西万博でのパビリオン設計など、幅広い領域で活動されています。

近年は著書『菌の器』を通じて、人間を中心とした視点にとどまらない、
菌や植物、土地の環境も含めた視点から建築を捉え直されています。

その場所に重なる湿度、光、素材、記憶を手がかりに、
これからの建築がどのように環境と関係を築いていけるのかを伺います。

「快適さ」や「居心地」を、人間だけではない広い視点から見つめ直す内容です。


第4回では、医師・医学博士の稲葉俊郎先生をお迎えします。

稲葉先生は、医療、自然、芸術、対話、暮らしを横断しながら、
人が健やかに生きるための場について考えてこられました。

今回は、中禅寺湖の自然とベルギー大使館別荘という場所を通して、
体と自然の結びつきについてお話を伺います。

自然の中にいるとなぜ心地よいのか。
日常から少し離れた場所に身を置くことは、心や身体にどのような作用をもたらすのか。
そして、都市の中でも健やかに過ごす環境をつくることはできるのか。

自然、医療、暮らしをつなぐ稲葉先生のお話から、これからの豊かな過ごし方を考えます。


百年を超えて受け継がれてきた建物、
湖と山が織りなす静謐な景色、そこに流れるゆるやかな時間。

参加者それぞれの視点から、建築や自然、リトリート、環境を守ること、
そして日常の中で自然とのつながりを取り戻す大切さについて、穏やかに語り合いました。


JOY OF OUTDOOR LIVING 2026
日本・ベルギー友好160周年企画

企画: ニチエス/TISTOU
協力: ベルギー王国大使館
会場: ベルギー大使館別荘・中禅寺湖
制作:Hajime Uchida/Farad, Yasuhiro Nakaoka Joji Okamoto
©NICHIESU